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「橋口五葉のデザイン世界」に行ってきました

先日久留米市美術館で開催されている「橋口五葉のデザイン世界」に行ってきました。橋口五葉(1881–1921)は、明治末から大正期にかけて活躍した画家・装幀家・版画家であり、日本の近代美術とブックデザインの先駆者らしいのですが、私ははじめて彼のことを知りました。夏目漱石の『吾輩は猫である』の装幀を手がけたことで注目を浴び、その後も多くの作家の装幀本を手がけ、日本の近代文学を美しく彩っていきました。
『美しい本を世に送り出したい』橋口五葉が装幀に込めた思いとして語られる言葉です。
アールヌーヴォー調の美しく繊細でかつ洗練されたデザインと色使いが、とても心地よくいつまでも見ていたい作品ばかりでした。
(H.I)

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