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ある日の出来事

こんにちは、皆さん突然ですが「走馬灯」って見たことありますか?
過去の出来事が映像のように次々と頭に浮かぶことと言われるあの現象ですが、先日見てしまいました…
事の発端は、大学生の次女と小学4年生の三女との「鬼ごっこ」です。
ルールは簡単。私が守るターゲットを、制限時間内に娘たちがタッチできれば彼女たちの勝ちでご馳走をおごらされるという、私にとってはご馳走という名のおカツアゲを回避するための戦いです。
スタートの合図とともに、挟み撃ちを狙ってくる娘たち。
ただ私も伊達に歳は食っていません。隙を見て三女へ狙いを定めると、元来臆病な三女は私と目が合った瞬間に一目散に逃走(笑)。
残るは次女。お互いに間合いを詰めたり引きつつの牽制作業は、まるでフェンシングの試合です。
……ただね、こっちはアラフィフなんです。
瞬発力を連発していると、走っていなくてもゴリゴリ体力が削られていく。「このままではマズい」と判断した私は作戦を変更しました。
すぐ逃げる三女は一旦放置。ターゲットを次女に絞ります。
三女を探すフリ(実は間合いを計算中)をしながら、油断したフリをして罠を張ると……ホイホイ引っかかって寄ってきたではありませんか(笑)。距離はおよそ3~4メートル。「今だ!!」と渾身のダッシュ!
焦る次女! 勝った!!
……そう確信した、その瞬間でした。
「アレ……? 足が空中を泳いでる……?」
おそらく、時間にすれば1秒にも満たない一瞬です。
靴が滑り、踏み出そうとした足が追いつかず、私の身体は見事なまでに斜めから横へと傾いていく。豪快すぎる横走り転倒、地球相手に天然フライングエルボーです。
……約20年前、長女や次女を連れて公園で楽しく走り回っていた記憶。
そしてなぜか、自分が保育園だった頃の運動会で、大人が狭いグラウンドで派手に滑って転んでいたあの懐かしい風景——。
そう、走馬灯がこの転ぶ瞬間に登場しました(笑)。
倒れていくスローモーションの中で、「あぁ、私もとうとう『あの頃の大人たち』の域に達したんだなぁ……」と。
空中を泳ぎ、地面にダイブする私を横目に、次女は指さして大爆笑しながらターゲットをタッチ。遠くからビクビク見守っていた三女も、転んだ父親を少し心配しつつ、ご馳走ゲットの勝利に大喜びしていました。
身体の痛みと引き換えに美味しいご馳走を献上することになりましたが、たまには本気で子供と向き合うのも悪くないですね(足腰は崩壊しましたが)。みなさんも、お子さんやご家族と鬼ごっこをするときはご注意ください。
不意に走馬灯が見えてくるかもしれませんよ。

K.T

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