「ワールドカップの税金の話」について
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「ワールドカップの税金の話」について
ワールドカップの税金の話
はじめに
4年に一度の世界最大のスポーツイベント「FIFAワールドカップロシア大会」。
日本代表の奮闘を夜更かしして観戦された方も多いでしょう。
今回は、ワールドカップのお金と選手たちの税金にまつわる記事をまとめたいと思います。
FIFAは「2018FIFAワールドカップロシア」における賞金総額や配分の詳細を決定し、公式サイトで発表しました。
今回のロシアW杯の報酬金に関しては、FIFAは分配金として過去最高額の7億9100万ドル(約900億円)となるとのことです。
この金額のうち約半分は、成績に応じてチームに分配され、残りは、大会の準備費用や派遣するクラブへの補填、選手が大会中に負傷した際の補填としてされる予定です。
各チームへの分配金
優勝 3,800万ドル(約43億円)
準優勝 2,800万ドル(約32億円)
3位 2,400万ドル(約28億円)
4位 2,200万ドル(約25億円)
ベスト16 1,200万ドル(約14億円)
出場 800万ドル(約9億円)
準備金 150万ドル(2億円)
日本代表は、決勝トーナメントに出場し、1,200万ドルと準備金150万ドルを受け取っていることになります。
選手たちの税金
今回のワールドカップでは選手たちはいくらもらったのでしょうか。
日本代表選手へのペイメントについてJFA(日本サッカー協会)の「日本代表選手ペイメント問題に対する当協会の考え」との協会の見解をもとに簡単にシミュレーションしてみたいと思います。
勝利ボーナス※引き分けは半額
Sランク ワールドカップ 200万円
大会ボーナス
ワールドカップ 優勝5,000万円 2位3,000万円 3位2,000万円
Best4 1,000万円 Best8 800万円 Best16 600万円
今回2018FIFAワールドカップロシアでの日本の成績は
グループリーグH
日本 VS コロンビア ◯ 2-1 獲得賞金200万円
日本 VS セネガル △ 2-2 獲得賞金100万円
日本 VS ポーランド ● 0-1 獲得賞金 0円
決勝トーナメント
日本 VS ベルギー ● 2-3 獲得賞金 0円
Best16出場 獲得賞金600万円
ワールドカップロシアでは、合計900万円を選手が一律に支給されます。
日本居住の選手で、単純に1年間の収入がワールドカップの賞金金額のみだった場合(簡便的に経費が0円で計算)に所得税はどのようになるでしょうか。
事業所得 約9,000,000円
所得税 約1,434,000円となります。
私個人としては、国を代表して戦っているワールドカップで獲得した賞金については、非課税所得でもいいと思いますが、皆様はどう思われますか。