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「世界一自動車が高い国は」について

世界一自動車が高い国は

税金などの影響によって同じ自動車でも販売される国によって価格は異なります。

世界一自動車が高い国はシンガポールです。
シンガポールは国土面積が狭い割に人口が多く、人口密度ランキングは世界で2位です。(2018年10月)
シンガポールでは都市部に人口が集中しております。
そこで、政府は自動車の購入に高い税金をかけて制限をし、公共交通機関の利用を促進しようというわけです。

シンガポールで車を買うにはどのような税金があるのでしょうか。
下記に詳しく記載いたします。

1. 車両購入権(COE)

シンガポールで車を購入するうえで重要なのが、「車両購入権(COE)」の取得です。
この車両購入権がないと、新車を購入することができません。
要するに日本でいうところの「自動車取得税」のような税金のことです。
具体的には

1. カテゴリーA (排気量1,600ccかつ130bhpまで)
2. カテゴリーB (排気量1,600cc以上か130bhp以上)
3. カテゴリーC (タクシーなど商用車)
4. カテゴリーD (バイク)
5. カテゴリーE (オープンその他)

と分かれております。
また、COEの価格はオークションによって決められます。

COEの価格は年々減少しておりますが、2019年3月時点では

1. カテゴリーA
$26,301
(約2,165,000円)
2. カテゴリーB
$36,901
(約3,037,690円)
3. カテゴリーC
$27,010
(約2,223,400円)
4. カテゴリーD
$3,602
(約 296,510円)
5. カテゴリーE
$36,667
(約3,018,400円)

となっております。

2. 追加登録料(ARF)

日本でいうところの「自動車取得税」です。
ARFは車両の価格に対してかけられる税金であり、
$20,000より価格が低い場合は、車体価格の100%
$20,001<$50,000の場合は140%
$50,000以上は車体価格の180%がかかってきます。

3. 物品税(Excise Duty)

車体価格に対して20%発生します。

4. 消費税(GST)

日本でいう消費税のようなもので一律7%です。

シンガポールで約3,000,000円の車両を購入する場合は

車体価格
$37,500
約3,087,000円
COE(Cat A)
$26,301
約2,165,000円
ARF
$52,500
約4,321,000円
Excise Duty
$7,500
約617,000円
GST
$2,625
約216,000円
$126,426
約10,406,000円

この他に販売店のディーラーに払う手数料や、保険料など諸費用が諸々掛かります。

このように、シンガポールにおいて車は一部の人だけが持てる贅沢品になっております。

シンガポール政府は、理想的な交通システムを実現させるために、車に多額の税金をかけること以外にもいろいろと対策をしており、ますますの品質向上が期待されます。

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