「私は湯船派」。ずっとそう思って生きてきました。サウナ?あの暑い箱の中で汗だくになって、無理やり苦行するやつでしょ?…なんて偏見を抱きつつも、先日、若い会社の人たちに「一緒に行きましょうよ!」と誘われて、ついにサウナを“本格的”に味わうチャンスが到来したのです。
最初のチャレンジ。意を決してサウナ室に入ると、あの熱気が全身を包み込みます。「これ、もうちょっとでカリカリに焼かれるんじゃ?」とトースト気分で耐えること数分。なんとか長く座り切って、いざ水風呂へ。
…冷たい!冷たすぎる!
足を入れた瞬間「ひぃ!」と声が出るほど。勇敢に腰まで入ってみたけれど、心と身体が一致団結して「撤退!」を叫ぶので、体半分であえなくギブアップ。
しかし、2ラウンド目。さっきのリベンジだとばかりに再びサウナへ。汗をしっかり流して、今度こそ水風呂に全身ダーイブ!「うぉぉぉぉ〜!」と心の中で叫びながらも、なんとか耐え切った私。そこから椅子に腰を下ろし、目を閉じると…
ドクンドクン、ドクンドクン。
心臓がライブハウス並みにバクバクと演奏を始めます。
「あれ?これがウワサの“ととのう”ってやつ?」
体がフワ〜っと浮いたような、頭の中がスッキリするような、不思議な感覚。完全に悟りを開いたわけじゃないけど、少しだけ分かった気がする瞬間でした。
そして帰り際。鏡を見ずにサウナを出た私に、会社の若手たちが慌てて駆け寄ってきます。
「大丈夫ですか!?顔、真っ白ですよ!」
どうやら、私の顔色は見事に血の気が引いていたようで、一瞬“別世界に旅立ちかけた人”に見えたらしいのです。おかげで、心配の渦の中で帰路につくことになりました。
結論:アラフィフの私でも、サウナは新しい世界を見せてくれる。次回は“ととのう”だけでなく、“顔色”もキープできるように精進したいと思います。
K.T